第9章 初期刀のワガママと主のお仕事
「そうか、主はそういう風に考えてるんだな」
『そう!それにさ、クローバーの葉っぱの形ってハート型で可愛いし、ハートは英語だと心って意味でもあるから悪い意味には思えないじゃない?♪』
「英語で心はハートっていうのか?」
『そうだよ!あとね〜、』
私は近くに落ちてる木の棒を拾って鶴さんを呼んだ。
『鶴さん、見て?』
私は地面にcloverと英語で書いた。
「主、これは何て読むんだ?さっき言ってた英語か?」
『そう!cloverって書いて、クローバーって読むんだけど
最初のCと最後のRを取ったらloveになるの!』
「らぶ?」
『英語で愛してるって意味!
英語だと好きにもLikeとLoveと2つ言い方があるんだけど、Likeは好きな食べ物とか好きな趣味とか物に使うことが多いかな。
あ、あとは相手が男女共に友達として好きって言う時はLikeを使うね!
でもLoveは愛してる人に対して使う言葉だから、Likeとはちょっと違う、特別な意味の好きってこと!伝わったかな?』
「何となくだが、意味は理解したぞ!
でも主、よくそんな文字にまで気付いたな?」
『こういうの探すの好きなんだよ笑
あとね、四葉のクローバーは一万分の一の確率で見つかる、とも言われてるんだって!』
「それはかなり珍しいんじゃないのか?一万とはだいぶ大きい数字だぞ?」
『ふふっ、そうだね!でも最近の研究でね、夢は崩しちゃうかもしれないけど実はそんな確率はないんだよ笑』
「そうなのか!?」
『そうらしいよ〜笑
四葉のクローバーって人がたくさん踏んだ場所にあることが多いらしくて
1つ四葉のクローバーを見つけれたら、その周辺には四葉がたくさんあるみたい笑』
「それを聞くと珍しさが半減するな〜」
『ごめんね、夢を崩して笑 でも1つ見つけたら他に周りに何本あっても1つ見つけれたらそれは良い事があるかもしれないって思えたら、素敵だと思わない?』
「まぁ、それはそうだが…」
『よし!じゃぁ鶴さん!!今から2人で四葉を探そうか!』
「え?」
『どっちが先に見つけるか競争!それも楽しそうでしょ?』
「よし!いいぞ!絶対俺が先に見つける!!」
『じゃぁまずはシロツメクサがあるところを探そうか!』
「あぁ!そうだな!」