第9章 初期刀のワガママと主のお仕事
『じゃぁ、まずは4って数字からね!
4は確かに〈死〉を連想させる数字だから今もそれを気にしてる人間ももちろんいるよ?
でも私はさっきも言ってた四葉のクローバーの方が頭に浮かぶから
そこまで不吉とかって考えはないかな。』
「四葉のクローバーってなんなんだ?」
『鶴さん三つ葉は見た事ある?シロツメクサっていう草花の周りにある、3枚の葉っぱなんだけど…』
「あぁ、それなら多分知ってるぞ」
『四葉のクローバーはその三つ葉のクローバーの葉っぱの数が3枚じゃなくて4枚でね?
四葉のクローバーを見つけると幸運が来るって言われてるの♪
まぁ迷信だと思うけどね笑
でもそう考えると幸せな気持ちになれるでしょ?』
「それもそうだな…」
『それに4は〈死〉を連想させるかもしれないけど〈幸せ〉の〈し〉でもあるじゃない?
それなら幸せな方が気持ちも明るくなるでしょ?』
「政府が主はポジティブだと言っていたがその通りなんだな笑」
『嫌な事考えるより、楽しいこと考える方がいいじゃない笑
それに他にも4って数字は四天王とか四聖獣とかにも使われてるし
あとは4とか8とかは全方位に対して隙が無いっていう良い意味にも多く使われてるから、悪い意味だけだったらこんな言葉は生まれてないと思うんだよね!』
「そう言われればそうだな」
『9にも似たような良い意味での言葉もあるんだよ!』
「そうなのか?」
『うん!あ、あとそれで言うと日本だと黒猫を見るとその日は不吉だっていうのもあるじゃない?』
「よく聞くな」
『あれも、フランスだったかな…外国、日本以外の別の国では黒猫に出会うとその日1日幸運が来るとも言われてるんだよ!
だからそういうのって全部考え方次第で、悪いと思ってれば悪い方に向かっちゃうし
良い事があるって思ってれば良い事が起こると思うんだよね!』
「そんなもんなのか?」
『そうじゃない?例えば朝、黒猫を見て今日は良い事が起こるんだって思ってて
その日雨が降りそうだったのにそこから晴れたらラッキーだな!って思わない?』
「それはそうだな!特に外で予定がある時は良いかもしれん!」
『でしょ?だからそういう小さいかもしれないけど幸せなことに繋がる考え方の方が楽しいから
私もそういう考え方をするようにしてるの♪』