第9章 別れの時
着物の伊達締めの紐を解いてゆく。
そして、腰ひもも緩めて解いて外した。
着物の前がはだけて、からし色の長襦袢が見えてくる。
その長襦袢の伊達紐も緩めてゆき解いて外す。
着物で言う下着の様な肌襦袢とスカートの様な裾除けが見えてきた。
私は、基本、着物を着る時はブラもショーツも付けない。
それは着物を着た時、ブラの線やショーツの線が着物の上から薄く見えてみっともなく感じたからだった。
なので、肌襦袢の下や裾除けの下は裸だった。
私は、椅子に座ったトオルの膝の上に着物の前をはだけて脚を広げて跨った。
トオルと私は対面座位の様な形で椅子に座っていた。
私は、着物の胸をはだけて見せる。
両乳房が露になった。
その姿を見るとトオルは両手で肩に掛かっている着物をスルリと脱がしてゆく。
私の白い肌をした身体が見えてくる。
トオルは私の身体を背中に手を当てて抱き締めると乳首を口に含んでくる。
着物がはだけ着乱れた姿で乳房を愛撫されている自分を想像してみた。
その姿は私の身体を十分に濡れさせてくれるものだったのだ。
乳首を舌で愛撫されていると、身体が震えるのを感じた。
キスをお互い繰り返していた。
トオルは、私の身体を持ち上げ、いつもの様に駅弁スタイルにするとベッドへと押し倒した。
私の着物は着乱れて、白い脚が見えていた。
その姿はとてもいやらしさを感じさせていた。
徐々にではあるが、私は興奮してくるのを感じたのだ。