第7章 逢瀬
この日もベッドの中で私たちはイチャついていた。
トオルが私にキスをしてくる。
その、キスも女は彼女しか知らないとは思えないようなキスをして来たのだ。
トオルは、女性の身体の隅々までを知り尽くしている様に私には思えた。
キスをしながら、私の乳房を揉みながら、右手が徐々に花弁へと向かっていった。
トオルの指が花弁の中に入って来る。
そこは、キスをしたことで、すでに甘い愛液でいっぱいだった。
指を中に入れると“クチュクチュ”といやらしい音を部屋に響かせている。
「と、トオル…そんなこと、したら、だ、ダメ…」
そう言うとキスで唇を塞がれた。
トオルは指を動かし何かを探っている様に感じた。
ようやく、その何かを探り当てると指を花弁から引き抜いた。
「美都、美都はね、潮を吹く身体をしているかも知れないね?」
「え?潮?」
「そうだよ、潮だよ…」
私は、その時、潮吹きなる現象が女性の身体の中にあることを知らなかった。
初耳だったのだ。
トオルはそう話し終わると私をまたベッドの外に出し駅弁スタイルで挿入れてきた。
私は、駅弁されながら、ちょっと喘いでいた。
「美都、バスルームに行こうか?」
「え?バスルームに?」
「そうだよ、いいことしてあげるよ…」