第6章 青い果実
私の唇に自分の唇を重ねてきた。
始めはフレンチに、そしてディープキスへと変わってゆく。
私はキスをされることで、身体が濡れてゆくのが分かった。
身体の中心部分がとても熱を持ち熱くなってきたのだ。
「美都、俺、先にお風呂に入ってるから…」
「分かったわ、後から入るから待ってて…」
トオルはそう言うと服を脱ぎ始めて、ボクサーショツ1枚になりバスルームへと消えていった。
私も、トオルが消えると自分の服を脱いでゆく。
パーカーを脱ぎ、ジーンズも脱いだ。
ブラを外し、ショーツ1枚になりバスルームへと向かった。
バスルームの灯りをトオルは落としてくれていた。
暗がりの中、バスタブのジャグジーの音と灯りだけが光響いている。
私は、ショーツを脱ぎ捨てた。
「美都、おいでよ…気持ちいいよ…」
「ええ、いくわ…」
私は、トオルの待つジャグジーのバスタブにつま先から脚を入れてゆく。
私の脚をジャグジーで泡立てられたシャボンが包んでゆく。
「思い切り入っておいでよ…」
そう、言われたので私は自分の身体をバスタブへ入れてゆく。
バスタブのお湯がとても暖かく感じた。
トオルと二人で泡にまみれている。
それを見るとちょっとおかしくなって笑ってしまった。
「トオルくん、泡だらけよ…」