第8章 終わりの始まり
「んっ、、、?、、、はっ!!」
目覚めると隣眠っていた筈のの姿がなかった。
ベッドはまだ彼女の温もりが残っていた。
まだ出て行ってからそんなに時間は経ってねぇはず、、、
慌ててベッドの脇に落ちていた服を回収、服を着てドアに向かおうとした時だ、、、
ガチャッ
突然扉が開いたのだ。
だった、、、俺は堪らず彼女を抱き締めた。
『ッ!、、、、中也、、、?』
「何処行ってたんだ!莫迦野郎!!」
『ご、ごめん、、、シャワー浴びたくて』
そう申し訳なさそうな顔で謝る。
確かにからはふわっと石鹸の香りがした。
「大きい声出しちまって悪い、次からは俺の部屋の使えよ。」
うん。と頷き中也の背中に腕を回す
そこで中也はやっと気付いたのだ、、、、
「手前なんつー格好してんだぁ!!//」
赤面する中也、それもその筈は少し大きめのシャツのみを着ている状態なのだから、、、
『昔の服はもう着れなくて、部屋にあった兄さんの、、、、きゃっ!』
ギシっとベッドの軋む音が部屋に響いた。
「俺以外の男の服なんざ着やがって、、、おまけにンな格好で拠点内彷徨いて、、、、」
『他の男って、兄さんだし、、、、それにまだ5時よ?誰も廊下なんて歩いていな、、、んぅ!』
の云い訳は最後まで云わせて貰うことは出来なかった。
中也に唇を塞がれたからだ。
「ちゅ、、、悪い子にはお仕置きだなぁ、、、?」
ギラリと光る中也の瞳が獲物()を写すのであった、、、