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綺麗な薔薇には棘がある

第2章 武装探偵社


一方その頃太宰は、、、、

太宰「ふぁぁ、予想通りなら今頃あっちも、、、頃合いかな?」

カツン、カツンと階段を降りる音が響く。

??「相っ変わらずの悪だくみかぁ?」

太宰「その声は、、、」

太宰の目の前に現れた人物、、、

それはポートマフィア幹部

中原中也だった。

「いいねぇ、こりゃあ。最っ高の眺めだ。百億の名画にもまさるぜぇ。えーっ?太宰ィ」

太宰「最悪っ、うわ、最悪っ」

「善い反応してくれるじゃねぇか、縊り殺したくなる」


、、、、、、、。


太宰「全然変わらないね、中也。」

「ぁあ?どういう意味だっ!」

太宰「前から疑問だったのだけど、その恥ずかしい帽子はどこで買うの」

「云ってろ、放浪者(バカボンド)いい年こいてまだ自殺がどうとか云ってんだろ?どうせ」

太宰「うん」

「少しは否定する気配くらい見せろよ、、、だーが今や手前は悲しき虜囚泣けるなぁ太宰。いや、、、それを通し越して少し怪しいぜ。丁稚の芥川は騙せても俺は騙せねぇ。何しろ俺は手前の、、、元相棒だからなぁ。何するつもりだ。」


太宰「何って見たままだよ。捕まって処刑待ち」

「あの太宰が不運と過怠で捕まるはずがねぇ。そんなクズなら俺がとっくに殺してる」

太宰「考えすぎだよ、そもそも君何しに来たの?」

「"嫌がらせ"だよ。あの頃の手前には散々弄ばれたんだ。だが、、、そういうのは大抵後で十倍で返される。手前が何を企んでるか知らねぇが、俺と戦え。太宰。手前の腹の計画ごと叩き潰してやる。」

太宰「中也、、、」

「あ?」

太宰が指を鳴らした瞬間、彼を拘束していた手錠はいとも簡単に外れたのだ。

「いつでも逃げられたってか?」

太宰「君が私の計画を阻止?冗談だろ?」

「いい展開になってきたじゃねぇか!」

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