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綺麗な薔薇には棘がある

第2章 武装探偵社


国木田「太宰が行方不明?」

敦「電話も繋がりませんし、下宿にも帰っていないようで、、、ですよね?さん。」

『よく連絡つかなくなることがあるから心配しなくても大丈夫だよ?』

兄さんと昨晩から連絡がつかなくなった。
まぁ、よくあることだ。

敦くんは心配してくれているようだけど、、、

国木田「どうせまた川の中だ」

賢治「拘置所にいるパターンかも」

乱歩「女とどっかに行ったと見た」

探偵社の皆さんはこんな感じ。
まぁこの反応が正解だ。

敦「けどポートマフィアに狙われているのは確かですし、もしかしたら、、、」

国木田「あの男の危機察知能力と生命力は悪夢の域だ。」

賢治「あれだけ自殺未遂を重ねてもまだピンピンしていますもんねぇ」

乱歩「マフィアごときに後れを取るとは思えんな」

敦「でも、、、」

『敦くん、心配してくれてありがとう。でも兄さんなら大丈夫よ、どうせ数日後にはケロッとして帰ってくるわ』

敦「さん、、、」

谷崎「僕が探しておくよ」

敦「谷崎さんっ!もう大丈夫なんですか?」

谷崎「おかげさまで」

敦「あの時はどうなることかと思いましたけど、ほんとに善かったです」

谷崎「心配かけちゃったねぇ」

『おかえり、谷崎くん』

国木田「やっと回復したか」

谷崎「さん、あの時はありがとうございました。おかげさまでナオミも無事でした。はい、与謝野先生の治療の賜物です、、、」

『いえいえ。』

国木田「それで、"何度"やられた?」

谷崎「ッ、、、よ、四回です、、」

賢治「4回も、、、」

谷崎「敦くん、この探偵社にいる間は怪我だけは絶対にしちゃ駄目だよ、、、」

敦「、、はぁ、、、」

乱歩「マズいと思ったらすぐ逃げる。危機察知能力を日頃から養っておくことだね、、、」

敦「??」

乱歩「例えば今から10秒後、、。、」



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