第5章 あの夜のこと
『あっ、、、ッん、、、んぁ、、、』
「ッあっ、、、やべぇ、、、すげぇいい。」
の一言で俺はタガが外れたように、彼女のナカを突き上げた。
からは控えめだが、喘ぎ声が漏れる。
その喘ぎ声が余計に中也を煽り、彼の動きは激しさを増した。
---好きだ、好きだ、。
心の中で何度もに愛を囁く中也。
そしてある一点を着いた瞬間、の身体は痙攣した。
中也はそれを見逃すことはなく、何度もそこを突いた。
『ッあっ、、、ちゅうや、、も、だめ、、、ン』
「俺ももう限界だ。、イくぞ。」
中也はシーツを握りしめているの手に自身の指を絡め、腰の動きを早めた。
隣で眠っているの頭をそっと撫でた。
本当にを抱いたんだ、、、。っと余韻に浸り乍ら俺は彼女の言葉に頭を悩ませていた。
"ありがとう、中也。"
が眠る直前に云った言葉だ。
抱いたことによる礼だろう。
然し、俺にはその言葉が引っかかった。
が消えちまいそうな気がしたのだ。
それと同時に彼女を抱いたことにより、ある欲が俺を支配した。
---を独り占めしたい。俺のモノにしたい。
本当は幹部になってからに告白するつもりだった。
然し、もう待てなかった。
が目覚めたら、まずは何故俺だったのかを聞きたい。
もし、が俺に好意を抱いてくれていたらすぐにでも俺のモノにする。
そうじゃなくても、必ず俺のモノにする、、、、。
眠っているを眺めていれば自ずと自身にも睡魔が襲いかかってきた。
「好きだぜ、。」
小さく呟き、彼女の額に接吻を落とし俺は目を閉じた。
翌朝目が覚めると、彼女の姿はなかった。
こん時は任務だろうとしか思ってなかった。
然し、あの時の嫌な予感は的中したのであった。