第22章 花より団子
太宰「〜まだかい〜?」
『もう少しだから待って、、、あと動きにくいから離れて』
後ろにへばりついている兄さんを引き剥がしてお重におかずを詰めていく。
今日は毎年恒例の探偵社のみんなでお花見。
敦くんが席取りをしてくれるとのことで、お弁当担当は私と谷崎くんになったのだ。
朝から気合を入れてお弁当を作っているのだが、勝手に私の部屋に侵入して来た兄さんのせいで少し遅れている。
「久しぶりの兄妹の時間なのだよ?もう少しぎゅーってさせてよぉ、、、いったぁい!」
そう云い乍ら再び飛びついてくる太宰をは華麗に避けた。
太宰は壁へと激突。
そんな太宰を横目にはお弁当の準備を進めるのであった。