第19章 甘い物はほどほどに
『「はぁ、、、はぁ、、、」』
「好きだ、」
『私も好き、、、』
激しい情事の後は決まっていつも抱き合う。
今日は一段と激しかったこともあり、身体は熱く溶けそうだ。
中也と一緒に溶けれるならいいかもしれない。
そんなことを考えてしまうほど、私は中也に溺れているのだろう。
「溶けちまいそうだな。」
『うん、、、』
「でも手前となら、、、溶けるのも悪くねぇ」
『ッ!』
「それほど俺は手前に惚れてんだ」
『中也、、、好きだよ』
「俺もだ、、、、、」
驚いたことに中也も同じ事を考えていたのだ。
改めて中也の愛を身に沁みて感じた。
絡み合う視線、自然と近づき重なり合う唇、、、
そして再び二人は愛し合った。
「最高のヴァレンタインだったぜ!来年も楽しみにしてるぜ?」
『来年はお手柔らかにお願いします、、、、』
ご機嫌な中也。
そんな中也の腕の中では来年のヴァレンタインは猪口齢糖ではなく別の物にしようと考えるのであった。