第14章 一年の最後と始まり
中也から与えられる快感に身体は反応しきっていた。
ところが突然中也の動きが止まったのだ。
振り向くと、悪い笑みを浮かべた中也と目が合った。
嫌なんだろ?と訊く中也に嫌じゃないと答えるとそっと顎を掴まれ、唇をそっとなぞられる。
今日の中也は少し意地悪だ。
でも、そんな彼に抱かれたいのだ。
『中也、、、続きして、、、ほしい。』
「ふっ、、、俺に何されたい?」
『中也でいっぱいにして、、、?』
「仰せの通りに、、、、」
『んぅ、、、っん、、、ぁん』
中也の言葉が合図となり、噛みつかれるような口付けをされる。
甘くて激しい接吻に蕩けそうになる。
身体の力がだんだん抜けてきて、立っているのもやっとになったタイミングで中也にお姫様抱っこをされ寝室へと運ばれた。
ドサッ
「、悪いが今日は抑えらんねぇ」
中也の瞳は色っぽく、そして獲物を捉えたライオンのように光っていた。
そんな中也に胸がきゅんとした。
私は中也の首に手を回しそっと口付けをし、、、
『中也、、、好き』
「俺もだ、、、好きだ」