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綺麗な薔薇には棘がある

第13章 聖夜の夜に、、、


12月24日、今日はクリスマスイブだ。

ヨコハマの街は昼間っからカップルやファミリーで賑わっている。

そんな俺は今日も今日とて仕事で、今は任務終わりの空き時間。
息抜きも兼ねて街に出てみたのだ。

毎年のことで慣れている。

マフィアにクリスマスは関係ねぇ話だが、今年はいつもと違う。

何故なら今夜はと過ごせるからだ。

特に何かをする訳ではない。

一緒に飯を食い、のんびり過ごす予定だ。


本当はそれなりのレストランでディナーでもしようかと提案したがが俺の家でゆっくり過ごしたいと云ったのだ。

正直、俺にとっては好都合。

いつだってを抱けるからだ。

然し、今日はクリスマスイブ。

やはりいつもと変わらないのも寂しいか、、、

「ケーキくれぇ買うか、、、」

そう思い、俺はケーキ屋を探すことにしたのだ。

そん時だった。

大きなクリスマスツリーが目に入った。

俺はふと五年前の今頃のことを思い出した。


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