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綺麗な薔薇には棘がある

第11章 約束


『中也、、、』

激しい情事後は俺にぎゅっと抱きついてきた。

俺はの背中に手を回し抱き返す。

こんなに彼女が甘えてくる理由は判っている。

「心配かけて悪かったな。」

『うん、心配した。』

よほど心配をかけたようだ、俺にピッタリくっついて離れない。

「なぁ、前にも云ったが俺は絶対に手前を一人にはしねぇ。だから手前も絶対に無茶はするな。手前だけは失いたくねぇんだよ」

『うん、、、私も中也を失いたくない。だからもうあんなことしないで』

「ああ、判った。約束だ、、、、なぁ、、、」

俺の言葉には頬を赤らめ、小さく頷く。

『優しくしてね、、、?』

「姫様の仰せの通りに、、、、」

夜は長い、そして明日は二人とも非番。

明日は一日を甘やかせる、だから今夜は俺の我儘を聞いて貰うのだ。


再び彼女の上に跨り、唇を重ね合わせれば俺を受け入れる


結局俺たちが眠りについたのは朝日が昇り始めた頃であった、、、。




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