• テキストサイズ

芝生#1【イケメン戦国】短編寄せ集め(裏有り)

第3章 一人の男と一人の女(顕如)


「信長様の考えを受け入れろとは言いません!許さなくて良いと思います。でもあなたは死なないで、信長様を恨みで殺さないで、ただ、私と生きてください!お願いします!」


「えらい、強欲なお嬢さんやわ。全部は飲めへんって言うたらどうしはる?」


「あなたの背負ってるもの、半分で良いから持たせてください!幸せになりませんか?望んで良いんですよ!顕如さん!」


気づけば顕如の目から涙が零れていた。許されぬ事だと諦めていたのに、いちばん欲しかったものが、それを諦めるなと背中を押してくれている。


少し放心状態になった後、ゆっくり口を開いた
「愛してる、不思議や。自分は今どんな顔してんねやろか」


そして、に固く握られた手を解き、頬に手を当てると顕如から口付けをした。
/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp