• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第6章 そっち系?




「それは……お、おそ松くんが…」

「…おそ松兄さんが…?」

「ぼ、僕のこと、そっち系だって言ってバカにしてきたから、ちょっとびっくりさせようと思っただけだよ!!」

「び、びっくり…??」

「そ、そう!びっくり!弱そうな僕に、いきなり押し倒されたら、びっくりするかなぁって、思って……だから、あの…あれはただの遊びで…」

「…ふーん?」

私の言葉を聞いて、チョロ松くんが納得したのか、「…キミって、弱気そうに見えて意外とそういうことするタイプの人だったんだ。おそ松兄さん、ガチでビビってたよ」と言っていた。

弱気そうに見えて…って、え、弱気そうに見えてたの?私って…。

ま、まぁ、納得してくれたなら、別に弱気でも意外でもなんでもいいんだけどさ…。

よ、弱気かぁ。


「は、反省してます…」

「…別に反省する必要はないと思うけどね。おそ松兄さんには、あれくらいがちょうどいいよ」

「え…」

チョロ松くん…もしかして、私のこと庇ってくれたのかな。

それとも、おそ松くんの日頃の行いは本当にやばすぎるから、キミが何とかしてよっていう意味も込められてるのかな。


「……確かに、それはそうかも」

え、トド松くんまで!?
長男のことなんだと思ってるの!?

まぁ実際、おそ松くんはめっちゃ最低だけど!!
やってることが小学二年生レベルだけど…!!

末弟にまでそんなことを言われてしまう始末。
もはや可哀想だ。
同情はしないけど。

チョロ松くんの言葉を聞いて、他の兄弟たちも「確かに」と思ったのか、先程までの私に対する「こいつマジか…」みたいな重い空気は、いつの間にかなくなっていた。

よ、よかった…。


「…ん?」

五人の中で、唯一納得していない様子の男の子が、私の手首を優しく掴んできた。

/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp