• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第6章 そっち系?




チョロ松くん、大丈夫だったのかなぁ。

学校の外で性別を変える薬を飲んでから、一人で歩いているとーーー

「…トド松くんだ」

私の前方で、寂しそうに歩いている一人の男の子。

いつもはチョロ松くんと一緒だけど、今日はチョロ松くんが倒れちゃったから、一人なのかな…。

涙目になりながらも、トボトボ頑張って歩いているトド松くん。
これには、さすがの私も同情してしまっていた。

トド松くんは春馬のことが嫌いだから、あんまり関わらないようにしてたんだけど、さすがに心配だから話しかけてみよう。

「あの、トド松く…」

「チョロ松兄ちゃん…!?」

「え…」

満面の笑みで振り返ってきたトド松くんの表情が、みるみる暗くなっていく。

ご、ごめんね、チョロ松くんじゃなくて…!!
春馬でごめんね、トド松くん…!!

「ご、ごめんね、トド松くん、あの…」

「………」

「あの〜…」

え、無視…!?
嫌われてるなぁとは思ってたけど、トド松くん、私のこと死ぬほど嫌いなの…!?

だから無視するの…!?

しかも、この状況で歩き始めてるし…!!

背後から私が話しかけているにも関わらず、トド松くんは返事もせずに、スタスタ歩き始めてしまっていた。

ま、まぁ、思い切り拒絶されちゃったけど、トド松くんの涙は引っ込んだみたいだから、別にいっか…。

私も帰ろう…。

/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp