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【おそ松さん】六つ子達が危険すぎる【R15】

第2章 お世話になります




「あ、ああ!そろそろ暑くなってきちゃったから、上がろっか春馬くん…!」

「え…う、うん…?」

動揺を隠せていないカラ松くんが、私の手首を力強く掴んできた。
彼は一刻も早く、この場から立ち去りたいのだろう。

私の腕を引いているカラ松くんが、バシャバシャと水音を立てながら浴槽の中を歩いている。

カラ松くんがこんなにも取り乱しちゃってるってことは、私が触っちゃった場所ってもしかして…いや…深く考えるのはやめておこう。

今回のことは、ただの事故だ。
だからもう、忘れよう。

ごめんね、カラ松くん…!!

「…カラ松くん?」

「上がるんじゃねぇのかよ、カラ松兄さん」

「……ごめん、やっぱりもう少し浸かりたいかも…」

そう言って湯船から上がろうとしていたカラ松くんは、私の手首を離していた。

目を閉じていて何も見えないから、私には分からないが、恐らくカラ松くんは湯船に浸かり直したのだろう。

え、私はもうそろそろ暑いから上がりたいんだけど…カラ松くんどこに行っちゃったんだろう…。

「か、カラ松くん…?どこ…?」

「ご、ごめん、春馬くん…。今日は十四松と上がって欲しい…かも…」

「あぁ?めんどくせぇなぁ…」

とか言いつつも、十四松くんは私の手首を掴んで、優しく誘導してくれていた。

カラ松くん、まさか…。
あ、あはは…。
本当にごめんね、カラ松くん…。

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