第6章 準備
「好きなら奪えばいいだろ?」
「さんを奪えても心までは奪えませんからね‥今はさんが私に会いに来る準備とでもいいましょうかね‥」
「そうか‥」
「まぁそれが何度も成功するとは思えませんけどね」
「というと‥?」
「そのうちどうせフリード博士にバレるんでしょうから‥そしたらフリード博士を連れてくるんでしょうね‥」
スピネルはブラッキーを撫でた
「スピネル‥お前はあの女のことが好きなのか?どうなんだ?」
「好きですよ?」
「その好きはどういう好きなんだ?恋なのか?違うのか?」
スピネルは数秒考えた
「さんのことは好きです‥それがどういう好きなのかはわかりません‥ただ‥フリード博士が羨ましいです‥あんな可愛くて素敵な人が彼女なんですから」