第2章 ランドマークタワー
どの男性も下心ありありだと感じたものだ。
でも、自分はどうなのか。
コメントを入れてきた男とそう変わりはないではないか。
そう、思うと何だかおかしくて笑えてくるのだった。
時間を追うごとにコメントは多くなっていった。
その中で、ちょっと目を引くコメントと写真が載せてあったのだ。
そのコメントにはこう書かれてあった。
「こんなサイトでそんな書き込みしたら危ないよ。僕が友達になるから返事をくれないか?」
コメント欄にその人物の写真が貼ってあった。
その容姿はかなりのイケメンだったのだ。
私が、その人物に興味を示したのはごく自然なことだった。
私はその人物に返事を書いた。
「お友達からお願いできますか?」
すると、その男性はこう書いてきた。
「ええ、構いませんよ。ここで話すのもなんだからプライベートメッセージで話しませんか?」
私は、それに同意し、プライベートメッセージで話す事にしたのだ。
その後、直ぐにその人物からメッセージが来てこう書かれてあった。
「僕の名前は山崎和弘で、年齢は33歳です。あなたの本名はなんて言うの?」
私はそれを読んでこう返した。
「私の名前は青山美都です。年齢は37歳で主婦をしています。こんな私でいいんですか?」
すると、ヤマザキはこう書いてきた。