第25章 懐玉
「はい、これ黒井さん達の部屋の鍵。扉を3回ノックした後にインターホンを鳴らします。それ以外の時は絶対に何があっても扉は開けないようにお願いします」
「わかりました」
「悟が術式を張っているので大丈夫だとは思いますが……」
私の呪霊も監視として置こうと思ったが、それで気づかれてしまう場合もあるし、何かあった場合私も悟も呪力切れになってしまっては意味がない。
万が一のことも考え、ここは悟に頼るしかない。
こういう時、悟に負担がかかってしまうのは悔しいな。
それでも悟も私のことを頼ってくれているから、落ち込んだりすることはない。
そう、思っていたんだけどな。