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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第25章 懐玉







イルカショーやペンギンショーは時間的にもうやってはいなかったけど、まだ館内は見て回れた。
大きな水槽の中で優雅に泳ぐ海の生物たち。
それをじっと理子ちゃんを見つめていて。
彼女が何を思っているのか分からないけど、世界は海のように広いんだ。
天元様と同化すれば一生この世界を見ることはできない。
君の覚悟を私達は嘘だとは思わない。
だけど、今、視野が広がった今、君は一体何を考えて何を思っているんだろう。
自分の本心に気づいた時、吐露した時、私達は全力で君の願いを叶えよう。

天内理子の要望には全て応えろ。

そう命令したのは天元様だからね。
彼女がどっちを選ぶかはまだ分からないが、どっちを選んだとしても私達はただ任務を遂行するだけ。
それが護衛である私達の仕事。

「そろそろホテルに戻ろう!!」
「理子様、楽しかったですか?」
「すごく楽しかったのじゃ。……本当はイルカショーとやらも見てみたかったのじゃが」
「…………」

見ればいいじゃないか、このまま同化しないで。
なんて、簡単に言えなかった。
彼女の覚悟を第三者が崩してはいけない。
あくまで彼女自身が決めなければいけないんだから。






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