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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第25章 懐玉








「いいんでしょうか。観光なんて……」

ぼそりと呟く黒井さん。
先ほどまで拉致られていたことと残党がまだいるかもしれない、そして明日は同化の日だ。
こんな呑気に緊張感もなく遊んでもいいんだろうかと疑問に思うのは当たり前だ。
だが、最初に言い出したのは悟自身。

ナマコを理子ちゃんに投げて爆笑している姿はどうみても中学生にしか見えない。
あれで五条家次期当主というのだから、末恐ろしい。
でも彼は彼なりに理子ちゃんの事を考えているのだろう。
あの時、黒井さんを救出すると言った時、初めは置いていくつもりだったろうに。
彼女の言い分を聞いて、アイツなりに考えて気を遣って。
弱い存在に気を遣うのをあんなに嫌がっていたのに。
なんだろう、子供の成長を垣間見た気分。

楽しそうに海水浴を楽しみ悟たちだったが、そろそろフライトの時間が迫ってきている。

「悟!!時間だよ」
「あ、もうそんな時間か」

高専に戻り明日まで理子ちゃんは安全な場所に避難。
少なからず高専に戻れば変に気を張る事もなくなる。
悟の事もあるし。
呪力も体力も削られているんだ。
そろそろ限界が来てもおかしくない。






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