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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第25章 懐玉








「理子様にご家族はおりません。幼い頃事故で……。それ以来私がお世話して参りました。ですからせめてご友人とは少しでも―――」
「それじゃあアナタが家族だ」
「……はい」

友達に見られたくないからと言う理子ちゃんの我儘を聞いて、私と悟と黒井さんはまだ開放されていない屋外プールに待機していた。
待機している間、黒井さんは頭を下げてきた。
好き勝手に動く彼女の行動で私達に迷惑をかけていることに対してのお詫び。
だが、頭を下げつつもどうやら彼女もまた理子ちゃんの為を思っていたらしい。
家族がいない彼女をずっと支えてきた黒井さん。
傍からみればただのお世話係なんだろうけど、理子ちゃんにとっては大切な家族に変わりない。
慰めでも愛想でもお世辞でもない、私の本心かた来る言葉。

「傑。監視に出してる呪霊は?」

どのくらいここに待機しているだろう。
大体1時間から2時間といったところか。

「冥さんみたいに視覚共有ができればいいんだけどね。それでも異常があればすぐに―――」

……この感覚。
監視役の2体との意識が途絶えた。
ということは―――。

「悟、急いで理子ちゃんの所へ」
「あ?」
「2体祓われた」

その言葉に悟も黒井さんも目を見張り、そして一斉に走り出した。






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