第21章 諦念

溜まってるもん全部抜いて、さっさと帰ってもらおう。

ゆらちゃんの手からコップを取り上げ、僕はその唇に自分の唇を押しつけた。
柔らかな感触を感じながら、舌をねじ込む。
そうすれば彼女もまた受け入れる様に口をそっと開き、僕の舌を舐めとった。

交わる水音が部屋に響く。
漏れる喘ぎ声が僕の耳元で騒ぐ。

ブラウスのボタンを一つ二つと外し、ブラのホックも外す。
身をよじり恥ずかしそうに顔を背けるゆらちゃんの身体は細く白かった。
Fカップ位の豊満な胸が呼吸をするたびに小さく揺れ、既に固くなっている乳首をつねる。

「んあっ……」
「かわいい声出すじゃん」
「や、はずかし……っ」

首元に顔を埋め首筋を舐めれば、電気が走ったように細い身体は震えた。
小さく震えるその姿がと重なり、僕の股間が熱を帯びる。

大きな胸を揉みしだき、固くなった乳首を舌で転がす。
その度にぴくぴくと反応し、小さな声があふれ出る。

「あ、あの……もう……」
「なぁに、もう我慢できないの？」
「……が、まん……できないです……。おまんこ、切ないの……っ」

僕の手を取り、スカートの中へと滑らせる。
ショーツ越しでもわかるほど彼女のそこは濡れていた。

「はやく……っ、気持ちよくして……？」

小首を傾げ、右手を口元へと寄せる。
本当にどこまでも男のことを熟知していやがる。