第26章 事変
「ケヒッ……!!面白い!!どこまで耐えられるか、魅せて見ろ!!」
俺の斬撃は2種類。
通常の斬撃「解」
呪力差・強度に応じ一太刀で対象を卸す「捌」
必中効果範囲内の呪力を帯びたモノには「捌」
呪力のないモノには「解」
"伏魔御廚子"が消えるまで絶え間なく浴びせられる。
式神には「捌」は使用していない。
"初見の攻撃で適応前に屠る"。
「捌」はその条件を満たしていた。
同時に、夏油の顔が歪んだ。
これ以上オマエは呪力を消費することはできないだろう。
オマエは「解」と「捌」、この2種類の攻撃から人間どもを守らなければいけない。
選別できないだろう。
誰が呪力を持っているかなど。
苦しめ、足掻け、藻掻け、噛み閉めろ。
助けたい、などという淡い期待などこの世界では通用しない。
助けたいと願いながら誰も救えないオマエの無力さを、非力さをその目に焼き付けるがいい。
愉快、愉快。
俺の術式にどこまで対抗できるか。
「ケヒッ。ほら頑張れ、頑張れ」
みっともなく悪あがきをする夏油に声援を送り、俺は式神の再生能力が終わるのを感じ取った。
「"開"」
炎を顕現させ、矢の形にして式神に放つ。
これにより式神は完全に消滅し、領域も消え同時に爆発も起こり、渋谷は焼け野原へと変わった。