第1章 出会いはテニスコート
アイツはそんなんじゃ…
パチッ
やべぇ、目があったよな…?
とりあえず軽く手でも降っておくか
ヒラヒラ
「!…ニコ」
?!あれは反則だろぃ///
やべぇ、まさかこれが一目惚れか?
「仁王…。」
「なんだぜよ??」
「やっぱり、アイツには手を出すな」
「ピヨ、了解ぜよ」
クソ、かっこ悪ぃ…
今自覚かよ。ライバル多そうだけど負けねぇぜ
入学式終わり…
「はぁ〜、校長の話長すぎだろぃ」
「ブンちゃんあの子のスピーチ終わった後すぐ寝てたぜよ」
「仕方ねぇだろい、興味ねぇだもん」
それよりアイツのクラス行ってみるか
アイツ急に会いに行ったらどんな顔するんかな??
「仁王、俺寄るとこあるから部活遅れる」
「了解なり、幸村に伝えておく」
「シクヨロ♪」
さてと1年の教室行きますか
………。
やべぇ、何かアイツ絡まれてる?!
アイツら同じクラスの奴だったよなぁ。もしかして俺のせいか?!ちくしょう、あの時朝声かけるタイミングも考えとけば…
いや、それよりいちごを!
「いちご!!」
やべぇ、つい名前で呼んじまった…
だけどこれも仕方ねぇ
そう思ったら
「丸井あんたいちごちゃんの事泣かせんなよォ?!」
何で俺が怒られるんだよ?!
あの後いちご手握ってあの場から逃げ出したが
ちくしょう、何で俺が怒られなきゃ
「あ、あの丸井先輩///」
「ん?どうした??」
「あ、あのそろそろ手を話して貰えたら…。ちょ流石に恥ずかしい、です///」
ドキッ
「す」
「す?」
「すげえなぁ、新入生代表とか!
俺お前の名前呼ばれた時びっくりしたぞ??」
ちくしょう、俺今告白しようとしてた
こんなムードもあって間もないのに告白とかダメだろぃ
「ありがとうございます、そう言ってもらえると嬉しいです」
あぁ、でもこいつの事は取られたくねぇし
とりあえず俺に夢中にさせる
「なぁ、いちご俺と今度デートしてくれねぇ??」