第1章 出会いはテニスコート
「あ、ありがとうございます///」
どうしよう…、さっきからドキドキ止まらない///
「あぁ、そのすまねぇ…。ちょっとこれからはあまりやらなねぇように気をつけるな??普通に男に髪触られるって嫌だろぃ??」
「あっ、あのブン太先輩に撫でられるのは嫌じゃないです///だ、だから大丈夫です…///」
あれ?私何言って…///
でもブン太先輩に頭触ってもらえないのは嫌だ…!
「だから、頭撫でてください///」
「お、おう///」ナデナデ
私やっぱりブン太先輩の事…
「おーい、私を忘れるなぁ」
「「はっ!///」」
「あ、あの部活頑張ってください…!」
「お、おう///終わったら連絡するなぁ、またな!///」
やばい、やばい///こんな人沢山いるのに…///だけど、それすら忘れるくらいブン太先輩の事しか見てなかった…///
「菜乃花ちゃん…///」
「ん?どうした??」
「私…ブン太先輩の事好きだ…///」
菜乃花ちゃんの言う通り時間なんて関係ない…
「そっか、応援するぜ親友」
「ありがとう…///」
…………
「よし!じゃあ丸井先輩の部活終わるまでに作戦会議しよぉ!」
「作戦会議??」
「そう、丸井先輩に振り向いてもらうための作戦会議だよ!」
「振り向いて…///うん、お願いします!」
「まぁでも丸井先輩いちごにもう気がありそうだし後はタイミングだよね〜。」
「えっ」
「えっ?!…まさか気づいてなかったの??」汗
「全然…、むしろ私の片想いだと///」
「あれは脈あると思うから今度のデートで告白しな」
「こ、告白?!///そんな急に…///」
「急じゃない!!早くしないと取られちゃうよ!丸井先輩今朝も見た通りめっちゃモテるじゃん!」
「うっ、確かに…」シュン
「早いうちに告白しないと誰かに取られるよ??いいの?丸井先輩が誰かの彼氏になっても??」
ブン太先輩が…。
私じゃない誰かの頭を撫でるのモヤ