第2章 4人の女
七海「そういえばもう少しでテストだね」
悠「あ〜思い出したくないこと思い出しちゃったじゃないか〜」
七海「ふふっ相変わらず悠は面白いね」
悠「うるさいな〜」
七海「あれ〜私にそんな態度とって大丈夫なのかな?」
悠「ごめんなさい」
七海には勉強を教えてもらってるから勉強のことになると頭が上がらない……
七海「よろしい!」
悠「あ!あと5分しかない」
七海「いつも時間に余裕をもって来てるのに何で最後に急がなきゃいけないんだろうね」
悠「お前のせいだろ!」
俺たちは全速力で教室に向かった
ガラララ
悠「はぁはぁ…間に合った…」
七海「これぐらいで疲れてるの?」
悠「うるさい!所詮俺は帰宅部だよ!」
今の一言が大きすぎたのか周りが静かになった…恥ずかしい…
「また夫婦喧嘩始まったよ」ハハハ
「イチャイチャするならここ以外でやれよ」ハハハ
悠「だから俺らはそういう関係じゃないよ!」
だいたいの朝はこんな感じで始まる
何でこんな恥ずかしい思いをしなきゃいけないんだ…