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秋の夜に置いてきた恋【イケメン戦国】

第14章 嘘(秀吉編)



☆秀吉目線☆

さくら「秀吉様?私が政宗様をお慕いしているのが、秀吉様の心の痛い原因ですか?」


(うっ、実際に言われると辛いな。お前は俺への気持ちを捨てて政宗に抱かれたんだろ)


秀吉「そうだな。大事な妹だから心配だろ?」



秀吉(嘘だ…妹だから…?俺のこの気持ちはそうじゃないだろ)



さくら「政宗様を追いかけて奥州にも行ったりしません。心配しなくても私は秀吉様のお仕えしますよ。」


秀吉「そうか…。」



秀吉(俺はなんだ。なんて言って欲しかったんだよ。カッコ悪い自分がさくらにどう映るか怖いんだ…なんて情けなすぎる)



さくら「寒くなってきましたね。もうすぐ大名討伐で戦に出られるし、大事なお体ですから戻りましょう!」



手をさしだし繋ごうとしたが、その手は繋がれなかった。



秀吉(さくら…妹だなんて思ってないよ、好きだ。本気なのに、俺は相応しくないよな。)

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