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秋の夜に置いてきた恋【イケメン戦国】

第12章 後日談(政宗編)ー完ー


***(後日談)***


さくら「政宗様…本当に良かったのですか?」

政宗「正室に迎えるに決まっているだろう?」


秀吉様と信長様の計らいで、私は織田家の養子になり、伊達家へ嫁くことになった。


信長「伊達家との結びつきを強める良い機会だ。別に礼などいらぬ。体が落ち着いたら、奥州に行け。」


秀吉「さくら、子は安土で産むんだろ?俺がそばにいてやるからな」


さくら「はい。」


政宗「秀吉。腹の子の父親は俺だぞ」


秀吉「だからなんだ?お前は準備もあるから、奥州へまた帰るのだろ?心配するな。俺がいる限りさくらは大丈夫だ」



政宗「まったく…油断ならねぇな…」



秀吉と信長様に許しを貰った二人は祝言を上げる事にした。


光秀「まさか、お前と政宗が結ばれるとはな。俺はてっきり秀吉とくっつくのかと思っていたぞ。くっく(笑)人は変わるものだな。」


政宗「相変わらず鋭い奴だ。」


さくら「変わった…っとは、私が奴隷から姫になった事ですか?それとも心変わりした事ですか?。」


光秀「ぃゃ、変わったというのは、城に来た時のお前とはくらべものにならないくらい希望に満ちて幸せそうな様子のことだ」


さくら「ふふ…。なんだ。明智様はやはり優しいお方ですね。」


光秀「俺を優しいなどというのは、この城でお前だけだな。さくらの能力は買っている。俺の元で間諜の仕事でもするか?」


政宗「冗談はやめてくれ。」


さくら「明智様は私を褒めているだけですよ。」


家康「てか、あんたさ、裏でこっそり仕事してるでしょ。やめてよね。子ども生まれるまで気を抜かないこと。」


さくら「お気遣いありがとうございます。体力をつけておかないと、お産に耐えられるか心配で。」


三成「さくら様、私お産に関する本を入手してきました。これを読んで備えてくださいね」


政宗「おぉ戦以外でも気が利くんだな」


さくら「三成様もありがとう…あっ…これは!産婆向けの学術書ですね!」


家康「ねぇ馬鹿なの?」


三成「すみません」


さくら「待って!これはこれで読んでおく。」


政宗「三成もそうだが、お前も大概変わっているな」

さくら「学べる事が幸せなのですよ。」

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