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秋の夜に置いてきた恋【イケメン戦国】

第9章 告白(政宗編)


言葉を全部聞き終わり、秀吉は思わずさくらを抱きしめた。


秀吉様「俺にとっても、さくらは特別だ。俺の命令を一つだけ聞いてくれるか?」


さくら(秀吉様…泣いてる?お顔が見えないけど。)


さくら「もちろん。何でしょうか?」


秀吉様「さくらは、俺のためじゃなく、自分のための人生を生きろ。」


さくら「はい。…でも秀吉様にお仕えすることが、今の私の幸せなのですよ?」


目を赤く腫らした秀吉が可愛らしいとさくらは思った


秀吉「うん…まぁそのすぐじゃなくても…いつかその時が来たら…だ。お前がいなくなると寂しいから俺の目の届く範囲でな。それが条件だ。」


さくらは秀吉の頭を両腕で包み込んだ。
忠義を尽くす主君への行為ではないが、それが今自然に思えた。


秀吉「さくら…苦しい。。。。」


さくら「あまりにも秀吉様が尊くて体が勝手に…失礼いたしました。」


二人は目を合わせて笑いあった。


この時二人は知らなかったが、やがてくるかもしれないその時は意外とすぐにやってくることになった。

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