第6章 秋の夜に置いた恋【R18】
覆いかぶさるように政宗様が倒れてきた。
さくら「政宗様…?」
政宗「疲れた…さくら…休ませてくれ。」
さくらは普段の政宗様から想像つかない姿を見て、愛おしくなり、クスッと微笑んだ。
政宗「おぉ笑ったな。」
さくら「政宗様…の無防備なお姿を見て、なんだか癒されました」
横に転がり腕枕してくれたので頭を乗せ政宗様の美しい横顔を見つめた。
さくら「ありがとうございました。」と笑顔で礼を言った。
政宗「秀吉への気持ちは吹っ切れたか?…まぁ、そんな簡単なもんじゃないか…」と苦笑いしている。
さくら「不思議と今は穏やかな気持ちです。」本心だった。
政宗「俺にもこの後抱かれるか?…」と冗談めかして言われた。
さくら「そんな我儘も今日は許されるのですか?」顔を真っ赤にしながら大笑いした。
政宗「…お前なぁ。」
さくら「秀吉様を想って抱かれたなんて凄い秘密を握られてしまいました。お礼に何か私に出来ることはありますか?」
政宗「さくら…。お前は俺を知らないな。俺は意外と嫉妬深いんだ。礼を言うくらいなら、さっきより俺を欲しがって乱れろ。」
政宗はやる気が出たと言わんばかりに、さくらに再度覆い被さって来たので、一度政宗の左手を胸に手を当て押し戻すと、右手で政宗様の髪を耳にかけて、もう一度抱き寄せ耳元で囁いた。
さくら「もう一つ秘密を共有しても良いですか?一実は……」
政宗様のモノがむくっと勃ちあがり、大きくなった。
政宗の片目にはさくらが映っていた。
政宗は口角をニヤリと持ち上げ
政宗「やられたよ。大胆な女だな」と一言呟くと、先ほどより激しくさくらを抱いた。
結局さくらは病み上がりにも関わらず、政宗に朝まで抱きつぶされた。
ずっと政宗がそばに居たおかげでさくらの心は壊れずにすんだ。