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人魚姫 【文スト/中原中也】

第8章 甘いお仕置き


『っんぅ、、、中也くん、、?』

目が覚めるとベッドにいた。
身体は拭かれており、シャツを着せられていた。

「目ぇ覚めたか?」

少し寂しそうな目をする彼に抱きついた。

『ごめんなさい。』

「手前は悪くねぇ、、、。俺のほうこそ悪かった。あんな強引に、、、」

首を必死に横に振った。


「嫉妬、、、したんだ。手前と太宰に、、、、。手前だけは絶対に手放したくねぇ。って思ったらつい、、、。」

嬉しかった、中也くんが嫉妬してくれたことが。
こんなにも私を愛してくれていることが嬉しくて堪らなかった。

彼を不安にさせてしまったことが申し訳ないと思った。


だから、、、、


『中也くん、、、もう1回してほしい、、、。』

「え?」

『今度はいっぱいぎゅってし乍らしてほしい、、、。』

ゴクンっと唾の飲み込む音が聞こえた。

「ああ。」

「いっぱい接吻して、いっぱい好きって云ってほしい、、、、。」

「ああ、好きだ、愛してる。」

それから夜が明けるまで愛し合った。

翌日、それが原因での腰は限界を迎え、歩くことすら出来ずになり仕事を休むハメになった。


中也は仕事が休みだったこともあり、をそれはまぁ、たいそう労り、甘やかしたそうだ。





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