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人魚姫 【文スト/中原中也】

第4章 忍び寄る魔の手


"お断りします。"

ジョン「だよねー!そんな気はしてた。でも、これでどうかな!」

『ッく!!!!』

突然手足を拘束されていた幹の力が強くなり、凄まじい痛みが襲ってきた。

ジョン「君、凄いね。僕は拷問とか苦手なんだ。手っ取り早く終わらせよう。」

ここからが地獄の始まりだった、、、。


何度も襲ってくる痛みに堪えるしかなかった。


木の幹は首まで伸びてきて締め付けられる。

酸欠状態が続き、意識が薄れていく。

寧ろこのまま死ねるかもしれない。

これで楽になれる、、、、。


薄れる意識の中で浮かんだ顔は、、、

「ッ、、、、。」

中也くんだった。

もう一度だけ彼に逢いたかった。

あと少しだけ、、、、

生きたい。



そして私は再び意識を失った。

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「が来てねぇのか??」

俺はのことを調べるためにタケルの元を訪れた。

俺が来た途端、タケルは慌ててかけ寄りが来ていないことを教えてくれた。

「風邪とかじゃねぇのか?」

タケル「風邪とかなら連絡入るよ、それに何度電話しても出てくれないんだ。中也、を探して!こんな事今までなかった。」


嫌な予感がした。

万が一捕まっているとなると早く見つけださねぇとが危険だ。


「大丈夫だ、絶対にを連れ戻す。悪りぃが、の電話番号教えてくれるか?」

タケルからの携帯電話の番号を聞き、俺は施設を後にした。




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