• テキストサイズ

人魚姫 【文スト/中原中也】

第2章 運命の再会。


走り去る車の背を見送っていた時だ。

??「やぁ、ちゃん」

声の主は、、、、

"太宰くん、お疲れ様。"

太宰くんは探偵社員の1人だ。
頭の回転が早く、探偵社に必要不可欠な存在だ。
ところが、サボり癖と自殺癖が酷いので国木田くんが頭を悩ます原因の1つでもある。

太宰「本当に今日は大変だったよ、そんなことより明日の任務の方が憂鬱だよー」

"いつもお仕事サボっているんだから、たまにはいいじゃない。"


太宰「酷いじゃないか、私のこと慰めてくれてもいいのだよ?」

"敦くんに慰めてもらいなよ、私よりもきっと慰めるの上手だと思うよ?"

太宰「男に慰めてもらってもねぇ?やはり美女に慰めてもらわないと、、、。」

"なら太宰くんが泣かせてきた女性達に知らせてあげないと!"


太宰「ちゃん、酷いよぉー」


項垂れる太宰くんを放置し、部屋に入った。

今日あった出来事を思い出す。

出逢いは突然にというが、まさか本当にこんなことになるなんて夢にも思わなかった。

運命の再会だと思った。



彼のことを考える度に胸の鼓動は早くなった。


こんな感情初めてだった。


これが恋ということをまだ私は知らない。




/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp