第13章 人魚姫
探偵社員全員 「おかえり!/さん」
『へっ、、、?皆んなどうして、、、?』
どうやら現実世界に戻ってきたようだ。
然も、此処は探偵社。
周りの皆んなは笑顔で私たちを見つめていた。
一体どういうこと、、、、?
私のことを覚えていない筈、、、なのに、、、
「どーいうことだぁ!?、、、ッぐぇ!」
太宰「私が説明しよーう!まずは、、おかえりちゃん。」
『太宰くん、、、ただいま。それより早く中也くんの上からどいてあげて、、、?』
太宰「仕方がないなぁ。はい、中也。」
「ったく、、、そんで?どーいうことだ。」
乱歩「僕たちがのこと忘れる訳ないでしょ、ねぇ?」
与謝野「当たり前じゃないか、を忘れるなんてねぇ。」
『でも、、、、』
代償は、、、?
そう云おうとしたが、太宰くんが答えを教えてくれたのだ。
それは驚くべき真実、、、。
太宰「代償なんてもとからなかったのだよ。」
『えっ、、、?』
太宰「セイレーンの異能力を無闇に使わないように、君のご両親がついた優しい嘘だったのさ。」
『嘘、、、?でも、、、声を失くしたのは、、、』
乱歩「それは暗示さ。自身が声を失くすことを望んだことによるね。」
「だったら、俺はどうなんだよ!本当にのこと忘れてたんだぞ!!それに芥川達もなんも云ってこなかったぞ!」
太宰「中也の場合は直接ちゃんに異能をかけられたせいで忘れてしまったのだよ。それに芥川くん達はしっかりと覚えているよ?」
「はぁー!?」
太宰「私が口止めしておいたのだよ!」
「手前ぇーーー!!」
『どうして中也くんに黙ってたんですか?』
乱歩「素敵帽子くんが自力でのことを思い出すかテストしたのさ。」
『テスト?』
乱歩「ギリギリだけど合格だ。いいよねぇ、社長?」