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人魚姫 【文スト/中原中也】

第10章 Trick or Treat


を自宅へ連れて帰ってきた。


理由は勿論、、、、


「これ着てみてくれよ」

彼女のコスプレ姿を拝むためだ。

俺の言葉に首を横に振るに俺は耳打ちをした。

「駄目か、、、、?」

『ッン、、、、』


態と耳元に息を吹きかけてやると、擽ったそうに体を捩るの腰を掴み逃げないようにし、さらに追い打ちをかけてやる。


「選ばせてやる。自分で着替えるか、俺が着替えさせるか。どっちも無しはねぇからな?」

『ッ、、、、。』

は観念した顔をし、衣装の入った袋を持って風呂場へと向かった。


暫くすると、戻ってきた彼女に思わず目を奪われた。

ふわふわの真っ黒のワンピースに、頭には猫耳を生やし、尻尾を垂らした仔猫姿の、、、、。



想像を遥かに超え、妖艶すぎるに見惚れてしまう俺。

なんも云わねぇ俺に痺れを切らしたは、、、、

"やっぱり着替えてくる!"

そう云い顔を真っ赤に染め、もう一度風呂場へ戻ろうとした。

の手を掴み、そのまま彼女の身体を壁へと押し付けた。

抵抗しようとする両手を片手で一纏めにし、彼女を見下ろすと少し涙目のと目が合う。

「すげぇ似合ってる。可愛すぎて、言葉が出なかった。」

『ッ////ほんと、、、?』


「ああ。すんげぇ可愛い、、、タケルに説得しろって云われたが、この格好は俺の前だけにしろ。こんな可愛い姿誰にも見せたくねぇ。」


『中也くん、、、』



「、お菓子か悪戯なら手前はどっちが欲しい?」








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