第9章 ハジメテ ✢R18
サオをまた口の中に全部含んで、激しめに扱いた。
ジュポッジュポッて音が耳を犯して、私もどこかのゾーンに入ったみたいに無心になる。
「んっ、そろそろイッちゃう♡クチ、離して?」
やっぱりダメ。
イジワルしたくなっちゃった。
「はあっ……夢、ちゃん?出そ、だよ……?」
こんなに可愛い蜂楽が悪いんだよ?
こんなに私を虜にした蜂楽が悪いんだよ?
ここまでシて…ここまで私のこと濡らして……
ここで止めるなんて、できない。
「あ、あ♡出るっ!精子出ちゃう、からぁ……!!イクっ、イクぅ……!!んぁっ……ああっ♡」
ビュルルルッと勢い良く出た精液を、口内で受け止めた。
蜂楽の、青臭くて濃い味を全部飲み込んだ。
蜂楽が私にさらけ出した、ハジメテの欲望を。
「はーっ、はぁ……夢ちゃん、今日はイジワルな日なの、ね。思いっきり、イカされちった♡ゴックンも♡
フェラって、ヤッバいきもちいねぇ…♡」
達したばかりの蜂楽の顔は、半端なく色っぽい。
「めぐるぅ…可愛い可愛い、しんどいくらい可愛い♡
もぉ我慢できなくて、イカせたくなっちゃったのぉ。
イジワルしたいくらい、めぐるがえっちでかあいいのが悪いのぉ…♡」
いつも過ごす自分の部屋に、自分の知らない自分がいた。
頭がクラクラして、力が入らない。
顔も体も……おかしいくらい熱い。
なんだか呂律も回らなくなってきた。
「…その表情、最っ高ぉ♡マジでエロエロおねーさんじゃん。
夢ちゃんの新たな一面、垣間見たり♪」
視界が、脳内が、トロンと溶ける。
「んじゃ今度は……俺がSになっちゃうぜ♡」
付き合ってもない私達の、背徳セックス。
でも、このまま最後まで抱かれたい。
廻になら、めちゃくちゃにされたい。
この瞬間まで、私はそう思っていた。