第9章 ハジメテ ✢R18
「うっひゃ……コレ、エグ♡」
私が耳に髪を掛けたら、蜂楽もその髪を触る。
「はぁ、夢ちゃん、夢、ちゃぁん……はぁ、きもひいぃ……♡」
どこかのゾーンに入っちゃったみたいに、恍惚に高めの声で喘ぐ蜂楽。
大きな手で私の頭を撫でて、髪を掛けた耳をふにふにと触ってくる。
耳から移動した手は、胸を揉んだり乳首も弄るから、私ももう相当濡れてる。
「あっ、廻ぅ……んんっ……」
「はぁっ……たぶん俺、SとМ、両方あるっ、ハイブリッド。夢ちゃんに、М開発、されたぁ♡」
含んでたモノを口から出して、裏筋と亀頭をチロチロと舐める。
「さすがAB型。でも私もいま廻に、S開発された。」
わざと上目遣いで蜂楽を見つめて挑発して……
下を向いて私のフェラを見るその視線とばっちり合わせる。
前髪の下の短い眉を寄せて、眼を細めて快楽に浸る蜂楽。
息はかなり荒くて、顔は真っ赤で……官能的。
「はぁっ、眼が、声が、クチが、カラダが、頭ン中が……はぁ、夢ちゃんの全部がどスケベすぎぃ♡あっ…」
「……廻もね。喘ぎ声、男子のじゃ、ないっ。」
喋りながらでも、胸を弄る手を止めない蜂楽。
私も、息が上がる。
「はぁっ、は……やば、も…その眼で、俺のコトっ、もっとずうっと見つめてぇ…!眼ぇ、エロいっ♡」
蜂楽のウルウルした眼の中が、歪んだハートみたいな形に見えて……
もうこのままふたりで、乱れながら溶け合いあって、いっそのこと……
本物の恋人に……なっちゃいたい。