第9章 ハジメテ ✢
「はぁ…♡やるね、夢ちゃん♪」
私に体を覆いかぶせながらも、息が荒くなる蜂楽。
蜂楽の頬を両手で包みこんで、目についた所に繰り返しキスをしていく。
「んっ、ん……」
「っ、ん、んぁ」
唇、頬、鼻筋、瞼、額、眉……何度も何度も執拗に。
「(キスとまんない。)」
蜂楽の愛おしさに、口付ける。
始めたらきりが無い。
「あ…ん、夢ちゃ、んっ、積極的ぃ…♡」
蜂楽の色気ある声が、私のタガを外していく。
「ね、廻?」
「なぁに?えっちなおねーさん?」
「廻のココ、フェラしてあげよっか?」
蜂楽の大きくなった雄を、ジャージのズボンの上から撫であげた。
「ーーっっ♡夢ちゃぁんっ…♡」
真っ赤にした顔、視点の定まらない眼。
身震いする蜂楽が、最高にふしだら。
確かに、今日の私はとても積極的でノッている。
なんていうか、かなりハイだ。
普段は何事も冷静でいるように心掛けているから
こんな自分は、自分も知らない。
それ程までに私は、蜂楽廻という人に……
どっぷり沼っているんだと思う。