第9章 ハジメテ ✢R18
「ちょっ……!!」
男兄弟なんていないし、お父さんもそういうことするタイプじゃないし、見たとしてもオジサンだし。
男子の裸なんて見慣れてないから、それだけでもドキドキしてしまう。
「ほんとウブだね♡ほら早く脱いで?風邪ひいちゃうよ。」
「やだっ……!!なにしてっ……!?」
蜂楽は私の制服のリボンをパッと取って、シャツのボタンを外し始める。
ピタピタに肌に張り付いた布が、胸の中心にゆっくり隙間を開けていく。
「中になんか着なくちゃダメっしょ?」
蜂楽の細くて大きい手が……私の服を脱がしてる。
「夢ちゃんは……女の子なんだからさ。」
ボタンを全て外し終えて私を見た蜂楽は、完璧に雄の顔だった。
「俺、夢ちゃんとえっちしたい。」
蜂楽の眼に捕らえられて、動けない。
でももう、抵抗する必要もない。
「……私も、廻としたい。」
小さく小さく伝えたその直後、
蜂楽のキスが私を襲った。