第6章 たのしいひるやすみ【蜂楽視点】
「お前、男として見られてねーんだよ、蜂楽ぁ!!
先輩にとってお前は恋愛対象じゃない!!どうせただのお花畑友達かなんかだろ!?
お前みたいなのとマジ恋愛になるヤツなんかいねーっての!!」
急に逆上する部下メガネ。
これだから、無駄にプライド高しクンはめんどくせぇ。
「そろそろ黙っとけよ、クズ陰湿メガネ。夢ちゃんのことストーカーしてる分際で。」
「はぁ!?何言ってんだよ、ストーカー!?」
コイツもそーとー夢ちゃんのコト好きで、拗れちゃったカンジかな。
それに、夢ちゃんが男性恐怖症って。
まぁ言われてみれば、出会ってすぐの頃なんかは俺のこと怖がってたような節もあった。
初日から手繋いで帰ってたり、俺から散々くっついたりして、うまいこと距離が縮まっていったけど。
「……違うよ、蝶野くん。」
夢ちゃんが、俺のそばに来て言った。
「廻は私にとって最高の恋人で、世界で一番私のことを大切にしてくれる。
それに私も廻が…世界で一番大切なの。」
「……はっ。ノロケかよ!」
ああ……最っ高だよ、夢ちゃん。