• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第39章 番外編Ⅲ エゴイスト日和 ✢





視界が揺れる度に、胸元の“お月様”も揺れる。


でもこの“束縛の糸”は、ふたりが遠い世界にいても





永遠に揺るがない───。





「ーーっっ、い゛!?ああぁぁっ♡めぐるうぅ…♡」


「夢っ…ナカ、出すね…っ!ぅあ゛っ…♡」





数え切れない程、オーガズムに達した。


フワフワ宙に浮いた感じで、意識があるのかどうかも判らなくなった。



初めて最後までセックスできたあの日みたいに……


激しく求め合って交わった、熱い時間だった。







事後、ゆったりキスハグタイムで後戯を終える。

全裸でムクリと起き上がって、廻は電気を点けた。




「俺の絵、もう色塗り始めたんだ♪」


私のキャンバスに近寄って言う“BON!”顔の本人。




「うん、昨日から。明日までに完成は無理だね。
もっと早く始めれば良かった。」


「そんじゃ、今度帰ってくる時だね。楽ちみぃ!」


「“青い監獄”行く前に風邪ひいちゃうよ。」



私も続けて立ち上がり上着を羽織って、逞しい裸にもシャツを掛けた。





“この絵は今の私が‘FLOW’になれるコト。

廻の‘FLOW’を……キャンバスに再現するコト。”



数日前、廻がアトリエに来た時にこう伝えた。

“やるね♪”って言って、ニヤリと笑ってた。





「俺と、俺のサッカーを愛してくれてありがと。」


「うん。」


「俺の側にいつもいてくれて、ありがと。」




自身の足首に結ばれたものをチラッと見る廻。



私もね、もう怖くないよ……?

あなたとの“愛の証”を……たくさん持ってる。


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp