第6章 たのしいひるやすみ【蜂楽視点】
今日は生徒会長のお仕事かな。
夢ちゃんはお昼を食べた後、すぐ何かのノートを書き始めた。
「(睫毛なっが。)」
書き書きして下を向く、伏し目の夢ちゃん。
同じ学年、同じクラスだったらサイコーだったな。
キレイな長い睫毛をガン見しちゃう。
「あ…この資料、どこだっけ。棚の上だったかな?」
探し物してるみたいで、椅子を棚の前に運んだ。
「確か…この辺に…。」
椅子の上に乗ってから背伸びして、一番高いところに手を伸ばしてる。
「(脚ほっそ。)」
その夢ちゃんの後ろ姿が
俺にはすごくちっちゃく感じて
華奢な体でマジメに何かやってる姿を見ると……
すぐちょっかい出したくなるんだ。
背伸びして手を伸ばしてるから制服が上にズレ上がって、いつも以上にスカート短くて見えちゃいそう。
はぁー、俺……
いつまで“もつ”かな……。
最近めちゃめちゃ……
ムラムラ、してる。
「高いところなら、俺に言えば取ってあげるのにぃ。がんばりやさんだにゃ♪」
夢ちゃんが踏み台にしてる椅子の下からこんにちは。
いーい角度、いただいちゃいました♪