第39章 番外編Ⅲ エゴイスト日和 ✢
服用してるピルのことを伝えると、また荒々しく始まるスキンシップ。
これからは隔たりなく直接触れ合える、っていうだけじゃなく。
私がお父さんの病院にかかれたっていう心情変化にも、嬉しく思ってるんだと解った。
「……夢、いいこだね。」
「ん……廻っ」
髪、額、頬、鼻先、唇。
徐々に下へ向かってくるキスの後、ズルいくらいに大人びた眼と声で言うもんだから、たまらない。
「夢と触れ合う度に愛おしくなる。愛する度に縛りたくなる。」
そうだよ。
どんなになりたい自分になれても…
どんなに自分を解放できても…
「これからも私を縛り付けてよ。廻の心と体に。」
───私は永遠に、蜂楽廻から自由になれない。
なんて幸福で、なんて尊い人生なんだろう───。
「あっ、あ…!もっとおぉ…ぅむっ…♡」
「にゃっは…。画、やっっば…♡」
昨日の試合、迎えに行った時、帰りの電車、そして今。
廻はどこまで……雄としての進化を遂げるんだろう。
「やらっし…♡デカチンポ押し付けられて、ペチペチされて…はぁ♡めちゃめちゃよがってんじゃん…♡」
「あ、うぅ…♡すきぃ…廻のおっきいのぉ…♡」
ペニスを口元にグリグリ押し付けられたり、頬にペチッと叩き付けられたり。
先端から溢れる我慢汁の粘りが、卑猥に糸を引く。
「マジでスキモノだよね…♪どМのどエロ女…♡」
「っっ♡あっ…!ひうぅ…!やっ、あ、あんっ♡」
胸の先端、割れ目の上の性感帯を猛ったモノで擦られて刺激され…。
廻の色気に、適応できる気がしない。
今夜はもう、正気に戻れる気がしない。
自分でも引く程に濡れた秘部に、夕飯前から3回も腟内射精された。