• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第5章 夢の続き





「俺さ…女の子の体のコトとか体調とか、よく解んないけど。
これからは、解るようにがんばる。」


「なに?どうしたの急に。」




頭に乗せていたボールをキャッチして、一旦動きを止める蜂楽。




「俺、もっと夢ちゃんの役に立ちたいよ。
心配事とかあるなら、ちゃんと俺に言って。」




いつになく真剣な面持ちで立ち止まる。


低いトーンの声が、よく耳に通る。




その表情はごく普通の
年相応の高校2年の男子で…


夕飯の時まで見せてた、無邪気な子供のような顔ではなかった。





「本当に……

夢ちゃんが元気になって良かった……。」





蜂楽にキュッと抱きしめられる。



手に持っていたボールが地面に落ちる。

テンテン…とアスファルトにバウンドする音がやたらと耳に残った。





「廻がそばに……いてくれたからだよ。」





“彼氏役”の時は、“廻”と呼ぶ約束。


友達か彼氏か……今日は前者を通すつもりだった。




でも、この約束は関係なく。




今は私自身の気持ち、あなたのことを……


“廻”って呼びたいよ───。


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp