第35章 リバティ ✢
「まずは、蜂楽くんのコトを考えまーす♪」
不意に指の動きを止められる。
鏡越しに見えるのは、ニッコニコのベビーフェイス。
「ふはっ…なんか始まった…。」
「眼ぇ可愛いとか、髪うるツヤとか、声イケボとか、アソコでかいとか♡」
「なにその取説。主観入りすぎ。」
「NO NO!大事なコト!結果だって変わっちゃう♪」
「っ!んぁっ、なに…あ、あっ…♡」
「すぐヌレヌレしてくるから、指をココにブチ込んでぇ…」
油断してたら、いきなり指の動きを再開される。
台詞と動作を合わせるし、喋る耳元が熱すぎだし。
しかも、絶対ふざけてるし……。
「フックみたいに曲げて、グリグリしまーす♡」
「あっ、んやぁ…実況、やめぇ…」
「このお腹側のザラザラしてるのが、夢が一番感じるところです♪」
言われながらその通りに攻められると、快感も倍になるみたいだ。
ドンピシャのところを強く擦られて、もっともっとと体は疼く。
「出し入れしたり…速くトントンしたり…当てたままグリグリしたり…色々やってみましょう♡」
「あ、あぁ゛…!やらっ、やらあぁ…♡」
「焦っちゃダメよ?気持ちいのを続けてください♪」
何度も達してるのに、体の真ん中が変な感じだ。
強い快楽の波に……襲われる。
「ーーっっ!はっ、あ!やっ、ぅんん゛っ…♡」
「ほぉら…♪キレイな潮吹きの巻ぃ…♡」
プシュッと出た分泌液を見て、反論なんかできない。
全感覚が、全細胞が……エロに目覚めていく───。