第34章 ラスボス【蜂楽視点】 ✢
「お゛ぁ、あ…!めぐりゅっ、激しいぃ…らめえぇ…♡く、あ…!あ、あ゛…♡」
愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる
愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる…♡
脳内と、腰の突き上げの激しさが直結する。
「はっ、はぁ…♡も、壊せそっ、だね…?
もう夢は…自由だよっ…!」
朝が来ないでほしい。
なのに不思議だ。
楽しいサッカーに出逢えるのが、ワクワクするんだ。
「んやあぁ゛…い゛くっ!いぎゅうぅ…♡」
「イッて、イッてよ夢っ…♡
ちゃんと鏡、見てぇ…俺も、出るか、らぁ…!」
───ねぇ、夢。
前に俺が言ったコト、覚えてる?
「ーーっっ!ぃぎゅうぅっ!あっ、ぉああ゛ー♡
いぎゅうぅっっ…♡」
「っっ、俺達一緒だよぉ、永遠にねえっ…!
っっ、ああっ、く、うぁっ…♡」
───俺達って、蜂蜜みたいだ───
キミと愛を確かめ合う度、“蜂蜜”は濃くなった。
カラダとか、キモチとか、時間とか、役割とか。
縛られてるモノ何もかも、どーでもよくなって…
腑抜けた甘い塊になって、溶け合った。
「はっ、はぁ…夢姫…“ラスボス”倒せたね♪」
“ホンモノ”になれて、夢の心を取り戻せて、
純度100%の“蜂蜜”に、やっとなれたね───。