第34章 ラスボス【蜂楽視点】 ✢
「すっげ…♡ど派手にイッたね、気持ちよかったねぇ…?
今度は奥が…よくなる番だよ。ねぇ、もっと腰浮かして…?はあぁ…♡」
夢ちゃんの細いウエストを、おしりから上に向かって撫で上げる。
「はぁっ、廻キスぅ、キスっ…してぇ…?」
鏡じゃなく、生の俺を見て言う夢ちゃん。
イッたばっかしの眼ぇトロトロ、息ハァハァでベロ出して…エロすぎ。
「あーい、仰せのままに♪我儘カノジョちゃん♡」
「んんっ…♡」
手を伸ばして、俺のフェイスラインと耳を触る。
上も下も繋がって両方から鳴るチュクチュクって卑猥な音が、脳髄を溶かしてく。
「はぁっ、ん…ぁ、はっ、ん…!」
「ん、はぅ、はぁ、はっ、ん…♡」
鏡に見せつけるみたいに大きくお股開いて、片手を床に着いて腰を浮かす夢ちゃん。
俺はそれに応えて、フィニッシュに向けてズンズン腰を突き上げる。
“本当の恋人になるまで……本チャンのセックスはおあずけにしない?
いつか恋人として繋がれた時は、気持ちよさが何万倍にもなんじゃん?”
俺が創ったオンリールール。
我慢が辛いことが、たくさんあった。
譲れなくて、すれ違うこともあった。
「あ、ぁあ゛…!めぅりゅ…へ、ああっ…♡」
「にゃっは…いーいアヘ顔っ♡どこで覚えた…?」
でも夢ちゃんと一緒だったから……
そんな時間も、楽しかったよ。
「ひぁっ、ぁ…へっ、へぇっ…あ゛…♡」
「っっ♡夢のオクぅ、あ゛ー…やっっべぇ…♡」
ルールをぶっ壊せた俺達は今……
クライマックスの“覚醒タイム”へとブチ上がる。